社章の裏付属が回ってしまうトラブル

社章は必ず裏付属で衣服に固定いたします。その固定の方法で女性用や男性用または男女兼用が分けられておりますがしっかり着けければならない社章が気付くと傾いているまたはくるくる回ってしまうなどのトラブルをよく耳にします。これは裏付属の特製上仕方が無いことでもありますが裏付属の選び方や取り付け方で防ぐこともできますので少しばかりご説明させていただきます。

裏付属はしっかりと取り付ける。

裏付属の中でも最も人気なのがタイタック仕様です。この裏付属は男女兼用で使えることが大きなメリットでもありそして男女分けることなく使用出来るので管理が非常に楽である為裏付属の中では最も多い仕上げではないのでしょうか。しかしこの取り付け金具は針一本で衣服に刺すため針やピンの太さの違いはあるものの特製上回りやすくなっております。とは言うものの回ってしまっては困りますのではめるときに裏の金具を強く押し込んでもらうのがポイントでこのちょっとしたことでかなり回転するのを防ぐことが出来るとおもいます。また、社章の形状が横長であったり縦長だったりするといろんな場所に引っ掛かり回転しやすくなります。

専用裏付属でがっちり固定する。

上記でタイタックが回りやすいということはご説明させていただきましたがどうしても回ってしまうのが気に入らない方は女性や男性専用の裏付属で作成することです。男性はネジ、女性は管ピンといった専用の裏付属を使うことです。ネジは強く締めればより固定されますし管ピンは安全ピンのような裏付属なので取り付けたら一定で動きません。管理は少しばかり面倒になりますのが取り付けた時はしっかり固定されます。

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裏付属タイタックの強度と硬度

社章の裏付属には様々なものがございます。男性がスーツに着ける専用のネジタイプから女性がファッション感覚で付けられるスカーフピンタイプ、そして一番多く使われているのが男女共通に使えるタイタックになります。本日はこのタイタックの強度や硬度についてのご説明をさせていただきます。(裏付属の選び方の参考サイト

タイタックの素材と規格

タイタックの針の素材は洋白という素材でできております。そもそも洋白とは銅、亜鉛、ニッケルからなる合金で洋銀ともよばれるほど色が白く近い素材で真鍮がございますが真鍮よりも固く出来ております。通常タイタックの太さは0.9ミリが規格で多く使われておりますが0.9ミリは非常に細く固い洋白でも簡単に曲がったり折れたりしてしまいます。(裏付属のサイズの違いについてはこちら)そんな素材が社章の裏付属として使われており裏付属として通用するのか?といった感想もあるかとは思いますが太くすれば衣類に開く穴が大きくなるなどの不具合があることから現在の太さが評価を得ています。

仕上げにより固さ違ってきます。

社章の仕上げには様々なものがございますが仕上げによってタイタックの強度が変わってきます。一番強度が強いのはニッケルや金のメッキ仕上げです。この方法は共にニッケルを付けるため表面が固い膜で覆われるため仕上がると非常に固くなります。その反面、強度や硬度が低くなるのがイブシ仕上げです。銀のイブシ仕上げは表面に銀のメッキを施しますがその銀メッキが柔らかいの針を社章本体に溶接する際にろう付けという方法で取り付けるのでかなりの温度に加熱いたしますので専門用語で「なまる」と言い材料が柔らかくなる現象が起きるからです。とはいうもののイブシ仕上げは昔からの人気仕上げになっておりまた柔らかくなった針でも固定する役割はしっかり果たしますのでご安心ください。

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メッキの種類とその違い

社章やピンバッジには必ずと言って良いほどメッキが施されております。まれに作成業者さんでコストを抑える為か手抜きなのかはわかりませんがメッキを施さずに納品している業者もおられるようですが純銀製や純金製などの効果な地金のバッジにも表面にはメッキが施されております。(参考サイト→社章やピンバッジに詳しくなるブログ

その意味・効果としましては単純に見た目を良くするため、そして錆止め効果、装飾効果を目的としておりますがたとえば純金は元々が金色をしておりますのでメッキをしなくても良いのでは?なんていう声も聞こえますが純金は材料自体が非常に柔らかく傷つきやすいのでメッキデコーティングをしそして発色を良くするために施します。(純金やプラチナの仕上げ方)そこで今回はメッキの種類とその内容をご説明させていただきます。(社章のメッキ仕上げの参考サイトはこちらです)

金メッキ

その名の通り金色のメッキですが単純に材料の上に金メッキを施すのではなくニッケルメッキ(銀色)を付けてから金のメッキを付けます。その効果はメッキが2層になり非常に厚くなり強度も上がります。そしてニッケルメッキを施すことによって金メッキの発色が非常によくなります。参考URL→http://tks2980.dtiblog.com/blog-entry-42.html

ニッケルメッキ

上記にも記載させていただきましたがニッケルメッキは銀色で非常に光沢がございます。メッキ自体も固く強いためニッケルメッキだけでも長持ちしますが金メッキやロジウムメッキの下地としての効果も発揮してくれます。

ロジウムメッキ

ロジウムメッキは別名プラチナメッキとも言われ貴金属品や装飾品に多く用いられます。社章の場合はニッケルメッキを下地としてその上に施されます。ニッケルメッキと同様銀色ですが非常に上品白っぽい銀色をしていますので高級感が増しそして金メッキと同様の強度も得られます。

このように代表的なメッキの種類とその違いを説明させていただきましたがこれが基本となり付ける厚さによって発色を変えたり装飾効果の違いを表現出来たりします。今回は3種類のメッキについてご説明させていただきましたがそのほかにシャンパンゴールドやソフトニッケルなど特殊なメッキについては後日ご説明させていただきます。

お好みの純度で作る

社章には様々な材料が使えます。(ステンレスは硬すぎるのでNGです)大まかには真鍮製・丹銅製・純銀製純金製プラチナ製・・・とざっとこんなところでしょうか?その中で本日は金に関してのお話をさせていただきたいと思います。

純金は割合で行くと100%金です。正確には99.9%でほんの少し不純物が混じっています。純銀や純プラチナも同じです。100%には出来ないみたいですね。純金は別の言い方・表記にすると「24K」と書きます。この純金に25%ほど別の材料を混ぜると18金または「18k」になります。さらに純金に50%別の材料をまぜて材料を作ると12金や12Kといった表記になります。

もちろん金の割合が少なくなってくるので価格も下がってきますが別の素材を混ぜることによって金色ではなく赤っぽくなったり、白い材料を入れれば白っぽい材料のいろに変ってきます。結局社章を作成するときにはメッキでコーティングをしますので見た目は金色にはなるんですが・・・

このように少し高価な材料を希望されてるが純金では高すぎるといった方は金の純度を下げてみてはいかがでしょうか?ちなみに金の相場は毎日変動いたしますので金が下がった時に購入するのがポイントです。


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最近の社章デザイン

社章とは?製作・用語 > 社章のデザイン > 最近の社章デザイン


最近の社章デザインについてお話させていただきます。
本来会社のロゴマークがありそのマークを元に社章を作成する。マークと社名があれば社名を取りマークだけで作成したり、または新たに社章用のマークを考えたりと会社によって様々ですが最近では社名だけで作成する会社様も多くなってきました。

そして社名だけの場合は文字の形をなぞったような外形で作成してほしいという声が非常に多く作成ケースも増えております。しかし社名だけで・・・という形は非常に細長くなる場合が多く特に社名が長い場合は非常に困ります。

まず裏付属が付くスペースを確保しなくてはならないこと。そして細長くなる分、外形を抜くときに材料が引っ張られて沿ってしまいます。また、外形をなぞった形に外形データを作っても実際のサイズで作成したときに思ったように外形が形取れずまっすぐになってしまうこともしばしば。

そんなことをご理解いただければ問題なく作成できますのでお気軽にご相談ください。

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社章を作成するにあたって

社章とは?製作・用語TOP社章についてその他>社章を作成するにあたって


社章は会社の顔となる大事な物。もちろん注文をお考えの企業様もかなり慎重に
検討いただいております。デザイン面、コスト、強度、仕上がり、価値・・・等。。
特にデザインは会社のイメージにつながりますのでかなり慎重になられているようです。

しかしながら社章とは金属の材料を鉄製の型に押し付けて成形してゆきますので印刷の
ように小さい部分もくっきりはっきりとは表現できない場合が多く色入れの場合は特に
ロゴのデザインが崩れる時が多くなります。

当然、崩れていながらもロゴのイメージを崩さない方法を考えますがなかなか難しいも
のですね。。
ただ仕上げを印刷にするとやっぱり安価な社章に見えてしまいますし作るからには高級感
のある仕上げにしたいとは思っております。

お客様へは仕上がりイメージの提出や類似した仕上げの見本等でご確認いただきお客様に
も納得してご注文いただいております。
お客様からお話いただいてご注文になるまでの期間がながいのはそのせいでしょうか(笑?

とにもかくにも今現在は社章のご注文が殺到しております。。毎年のことですが。。
新年度からつかわれるご予定のお客様はお早めに注文されることをおすすめいたします。
仕上げの種類、内容によっては新年度に間に合わないなんてことも。。。

社章のケースの特注

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社章のケースは色々ありますが通常の社章を入れる場合はお好きなケース

をお選びいただければ問題ございませんが、

社章としてではなく記念バッジとして作製される場合はバッジ本体への

記念の刻印などの方法もございますが、バッジのケースに印刷などで

記念の文字やロゴを印字することができます。

作製方法はシルク印刷やホットスタンプが主です


お値段は作製方法と個数で違ってきますので直接業者へ問い合わせすると

良いでしょう。


きっと記念に残るバッジが作れるはずです。